ルナロッサ・ヨッピー

《ヨッピー が作り上げる最高品質のエイ革》

エイ皮は刀剣の柄やおろし金など、千年ほど昔より人と共にあったもので「サメ皮」とも呼ばれています。天然皮革の中では最強と言われるほど非常に丈夫で、その模様・光沢・丈夫さから、開運や金運などの「縁起の良い」ものとされています。加工の難しいエイ革の上品さは、熟練した職人が手作業と感覚で出せる技です。
ルナロッサ・ヨッピーでは、全てを手縫製にこだわります。他にはない縫製技術「ヨッピーステッチ(特許出願中)」では手縫いで一針一針、調整しながら真っ直ぐにエイ革を縫っていく事が出来ます。なめし・染色・研磨・縫製そしてウロコの配列にまでこだわり、エイ革一枚一枚その作品にあったものを厳選し、作り上げています。

《エイ革に特化したヨッピー独自の製法》

エイ革は縫製が非常に難しい革です。直線に縫い難く、工業用のミシン針が折れる程硬い革です。ルナロッサ・ヨッピーが生み出した「ヨッピーステッチ」(写真1)では鱗ごと革を縫製するので革がヘタレにくく、真っ直ぐに縫製することができます。そしてステッチ独特の凹凸と糸の光沢によりエイ革作品にマッチする様、淡路谷 佳幸により考案されました( 特許出願中 )。

一般的な(牛革等を扱う)職人がエイ革を縫製すると、縫いがガタガタになってしまいます。その為、エイ革に切れ目を入れて縫うか(写真2)、玉縁(エイ革の裁断面を隠すのと、縫いの粗を隠すため別の革で巻く方法)を施して鱗を避けてジグザグに縫製するのが一般的です(写真3)。しかし、エイ革に切れ目を入れてしまうと強度が弱くなるうえ、鱗の角が立ち洋服などに引っ掛かりやすく、その部分の鱗が剥がれてしまう事もあります。
エイ革の扱いは非常に難しく高度な技術が必要となり、ひと針ひと針丁寧に仕上げる為(お財布一本につき約1ヶ月)、見栄えだけではなく丈夫で、使い心地の良い作品となります。

※「ミシン縫製と手縫いの違い」ミシン縫製は下糸を上糸がすくい上げて縫う為、一端が擦り切れると連続してほつれる可能性があります。しかし手縫いの場合は、両端に針をつけ交互に交差して縫う為、一端が擦り切れても連続してほつれないという利点があります。馬具や靴などの糸の擦り切れる可能性がある部分には、今だに手縫いが使われているのはこの為です。手間やコスト・技術が要る手縫いですがアジがあるだけでなく、物理的に強い縫い方なのです。

《縫う力》

エイ革は鱗の硬さや不均一さ故に難しく、手縫製で一針一針縫い上げていくには非常に力が必要な為、長年継続していると特殊な筋肉が付いてきます。

淡路谷佳幸の腕

《エイ革に特化した研磨技術》

エイ革の裁断面はセラミックを割ったような状態(鱗の硬さはヒトの歯や骨と同じくらいの硬さ)になっており、そのままにしておくと危険な為、縁処理を行います。一般的に玉縁を施して裁断面を隠すこともありますが(写真3)、縁を巻く革がエイ革より弱い場合、擦り切れて裁断面が出てきてしまいます。

ヨッピーで用いる上質なエイの革は、とても柔らかくしなやかな為、硬い鱗のクッションとなってしまい、ただ平面的に研磨をしても平滑にはなりません。ヨッピーでは研磨時、柔らかい革が硬い鱗と一体になった状態を一時的に作り出し、丹念に研磨を繰り返し平滑な縁を作り出します。そして、調合した液で色を付け、光沢を出します(写真5)。

写真5

また写真6の様に粒を平らに研磨したものは、角度が変わるとキラキラと乱反射が綺麗なものになります。しかしそれを折り曲げた場合は、面の角が立つので、洋服や肌に引っ掛かりやすくなってしまいます(写真6)。

写真6

ヨッピーでは折り曲げた部分に、粒一つ一つ丸みを帯びた研磨を施します。手作業で一つずつ確認しながら手磨きしていくので、時間と技術は掛かりますが仕上がりは極上なものとなります(写真7)。

写真7